|
|
|
|
第3回「LIVE A LIVE」
ジャンル RPG
発売日 1994年9月2日
メーカー スクウェア(現スクウェア・エニックス)
機種 スーパーファミコン
c 1994 小学館
青山剛昌、石渡 治、小林よしのり、島本和彦、田村由美、藤原芳秀、皆川亮二
――――――――――――――――――――――――――
第三回目は、僕が信者的に大好きなゲームである、LIVE A LIVEを紹
介し
ます。
このゲーム、ほんとに隠れた名作であると思います。
発売された当時、雑誌のレビューでも平均点しかとれていない、凡作扱いされて
いたこの作品。
でも、この作品のおもしろさは、ラストまでプレイしたら実感できるはず!
まずはおおまかな作品紹介。
このゲームは、原始編、西武編、SF編、近未来編、現代編、幕末編、功夫編の
7つのストーリーから、好きな順番で選び、クリアしていくRPGです。
これらの作品のイラストレーターは全員違う人が書いていて、有名な所では原始
編の小林よしのり(おぼっちゃまくんなど)や幕末編の青山剛昌(名探偵コナンな
ど)な
どの漫画家がいます。
まあ、スーファミなのでキャラデザが誰でもドット絵では意味なし(^^;
SF編では、ボス以外の戦闘がなかったり、また逆に戦闘だけの現代編などがあ
り、それぞれ違った話が楽しいです。
SF編のミニゲームのキャプテン・スクウェアや、幕末編で100人斬り!、す
べて
のシナリオででてくるワタナベなどいろいろ楽しめる要素があり、この当時のスク
ウェア作品では最高の出来だと思います。
近未来編のミサワ(現プロレスリング・ノア社長)のプロレス中継は最高です
(笑)
100ラウンド終了時に入るCMも・・(笑)
ナットウエキスたっぷりのシャンプーってなんやねん!!
それぞれの編の話をすると長くなるからあえてしません。
感動できるシナリオもあり、やはりすばらしいです。
でも、僕はこれだけなら、ここまでいい評価はしません。
この後の話が、信者的に好きな作品にしてくれました。
7つの話をクリアするとでてくる中世編です。
主人公、オルステッドが城の武闘大会で、親友のストレイボウを倒し優勝し、王
女(アリシア)への求婚権とおしみない拍手がおくられ、武闘大会は幕を閉じた・・
・。
プロポーズを受けたアリシアを、その夜・・・とんでもない事態に。
オルステッドの目の前でモンスターにさらわれてしまう・・・。
その行き先は、魔王山。かつて倒したはずの魔王が復活したのではないかと思い
始め、オルステッドはストレイボウと旅に出ることに・・。
途中仲間になった魔法使いのウラヌスと、かつて勇者だった人間嫌いのハッシュ
の4人で魔王山に行きます。
しかし・・・。
魔王だと思って倒した敵は、ただの雑魚モンスターだった。
ここから怒涛の展開に・・・。
ハッシュ倒れる・・・。
そして、ストレイボウが逃げ遅れて、入り口が瓦礫で埋まってしまう・・。
城に逃げた彼らをさらに悲劇が(^^;
魔王が城に・・・。
オルステッドが倒したら、それはなんと城の王様だった・・・。
それが原因で城の兵士からも追われる身に・・・。
ウラヌスが兵士を止めている隙に城から脱走。
一人で魔王山に向かう・・・。
そして、頂上にたどり着き、彼は驚愕の事実を知らされる。
ストレイボウが、王女がほしいあまりにしくんだことだった。
そして対決・・・。
決着がついたとき、アリシアが現れる。
オルステッドに抱きつくかとおもいきや・・・。
ストレイボウのもとへ・・・。
なんだ?この展開・・・(^^;
彼は一人で助けに来たとかぬかしやがった・・・。
そしてアリシアは自ら命を絶つ・・・(^^;
そして、今まで台詞を言わなかったオルステッドが初めて口を開く・・・。
魔王などどこにもいはしなかった。ならば私が魔王となる・・・。
オルステッドは魔王オディオになってしまいました(^^;
これほど悲劇的な主人公、なかなかいないぞ・・・。
英雄だった彼の親友に裏切られ、民からも嫌われ、兵士に追われ、そして最愛の
人も失い・・(^^;
見事などんでん返しです。小学の時プレイして驚きました。
オルステッドがあまりにもかわいそう(^^;
てかこれレビューするにはあまりにも深い作品だから無理だったかな・・。
まあでもがんばってみる・・・。
LIVE A LIVEを逆から読むとEVIL A EVIL(完全な悪)になるとい
うと
ころも深い。
そしてすべての話のボスがオディオ(憎しみ)をもじった名前なのもすごい。
そして、最終編が・・・。
いままでの主人公の中から一人を選ぶんですが、ここでオルステッドを選ぶと、
完全にバッドエンドになります。
いままでのボスを操り、主人公達を惨殺していくんです(^^;
なのでここはオルステッド以外をえらびましょう。
自分はおぼろ丸(幕末編の主人公)をよく選びます。
そして彼ら主人公がみんな中世編にとばされ、仲間を集め、オルステッド(魔王
オディオ)を倒すんです。
これにはさらに数パターンのエンディングが・・。
全員を一度仲間に入れ、とどめをささずに戻るとできるのが、グッドエンドで
す。
でも、オルステッドにとってみれば、どうあがいてもグッドエンドはないような
気が
する・・。
とにかくこのゲームいろいろ考えさせられる作品です。
魔王オディオの使う技がセント・アリシアだったり、オルステッドが最後に覚え
る技が闇属性だったり・・・。
このゲームやらずしてスクウェアは語れないというほど推薦します(-ω-)
音楽はほぼすべての曲が好きです。
それぞれの編の戦闘曲すべてが違うのもすばらしい。
自分が好きなのは、幕末編、近未来編ですねー。
とにかく最後までプレイしたら絶対このゲームの良さがわかりますよ。
みなさんは原始編だけで決めちゃうような、某ゲーム雑誌のレビュアーにはなら
ないで下さい(笑)
個人的評価(5段階)
ストーリー・・・・♪♪♪♪♪(中世編だけでもすごい)
グラフィック・・・♪♪♪
音楽・・・・・・・・♪♪♪♪♪(ほぼすべての曲が好き)
操作性・・・・・・♪♪♪♪(操作しやすいはず)
キャラクター・・♪♪♪♪♪(自分はおぼろ丸とアキラとオルステッドが好きで
す)
難易度・・・・・・♪♪
|
|
|
|
|
|