プロフィール   日記   掲示板   イラスト   ねこ文   ねこ缶   リンク  

ねこ文>真夏の夜の○○

真夏の夜の○○

夏は暑い・・。今は夜だというのに暑い・・。
部屋の中では扇風機がフル稼働している。
しかし、そこから来る風は、生ぬるい。
僕は耐え切れず、窓を開けた。

窓の向こうには海が見える。
塩の匂いが部屋中に漂ってくる。
ふと、浜辺に目をやると、そこには、静寂の砂浜に佇む女性がいた。
僕は、きれいな人だな・・と思ったが、特に気にもせず、景色に目をやる。
時計は深夜1時を指している。海の向こうは真っ暗だ。
すると、その女性が海の中に入っていった。
僕は、あわてて止めようとして、アパートの階段を下り、浜辺に走った。

ついてみると、そこに女性はいなかった。
僕は辺りを見回し、女性の姿をさがすが、結局見つけられなかった。
海のほうを見たが、それらしきものはない。
僕は、帰ったのかな・・と思い、アパートに戻り深い眠りについた。

翌日、僕が昨日見た女性が、テレビに流れていた。
その女性は、10日前に行方不明になっていて、その遺体が今朝発見されたという。

僕は・・昨日何を見たんだろう・・・。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送